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Education
長野県は急峻な地形と脆弱な地質を有し,深層崩壊の推定発生頻度も高く,浅間山・御嶽など活火山も抱えています。県内の土砂災害警戒区域は27,224箇所,土砂災害特別警戒区域は21,504箇所(2023/6/8現在)に上るなど,生活・生産基盤が災害と隣り合わせにあります。ひとたび自然災害が発生すると,道路や鉄道が被害を受け,孤立するリスクもあります。
信州大学農学部では,身近な災害現場や砂防施設等も題材として防災に関する教育を行っています。
歴史的砂防施設の見学
(松本市・牛伏川)
治山・砂防演習(3年・前期)で治山砂防施設の現地見学を行いました。写真は砂防や地質の専門家である土木・環境しなの技術支援センターの講師のみなさんから,牛伏川流域の地質について学んでいるところです。
(松本市・牛伏川)
歴史的砂防施設の見学
牛伏川流域は,信濃川の最上流に位置し,かつては土砂流出の多い荒廃した流域でした。明治から大正時代にかけて治山砂防事業が集中的に行われ,当時作られた砂防施設は現在でもその役割を果たしています。
中央構造線博物館の見学
(大鹿村)
大西山崩れや鳶ヶ巣崩壊地の見学の後,中央構造線博物館で地形・地質と災害に関する説明をお聞きしました。
砂防施設・流砂観測施設の見学
(与田切川)
天竜川の右支川・与田切川は,土砂流出が活発で,古くから砂防事業が行われてきました。与田切川では,渓流を移動する土砂量や質を把握するために,流砂量の観測が行われています。
講義科目
学部生対象
■前期・後期
森林サイエンス(1年・前期)
森林・環境共生学概論(1年・後期)
測量学(2年・前期)
測量学実習(2年・前期)
土質および水理学(2年・前期)
治山・砂防工学(2年・後期)
森林水文学(2年・後期)
流域保全計画学(3年・前期)
治山・砂防演習(3年・前期)
科学英語Ⅰ(3年・前期)
■通年
専攻研究(卒業研究)
大学院生対象
■前期
山地保全学特論
中山間地域管理学
環境共生学特論
■通年
特別研究(修士論文研究)
シラバス検索(農学専攻)
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